「セクハラ野次」について、興味深い記事がUPされていました。
なぜ、オジサンは「セクハラ野次」を飛ばしてしまうのか -男社会のトリセツV・女の言い分
yahooニュースより
基の記事はコチラ
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20140707-00012944-president-nb&p=1
(以下、一部抜粋)■編集部より指令 東京都議会で女性議員の一般質問中に出た、「早く結婚しろ」などの野次が問題になっています。
欧米のメディアからも批判が続出するなか、多くのオジサマ方は「こんなに問題化されるとは……」と回答。
職場でもセクハラ発言は聞かれますが、なぜオジサマたちはこんなに無神経なのでしょうか。
■大宮冬洋さんの回答 「結婚しろ発言」にみるオジサンの深層心理学 -男社会のトリセツV・男の言い分 http://president.jp/articles/-/12945
■佐藤留美さんの回答■悪気があるわけじゃない なぜ、オジサンたちはセクハラに無神経なのか――。
それは、多くのオジサンが「悪意なく」セクハラ発言を発しているからではないでしょうか。
ハラスメント(Harassment)は、日本語では「いじめ」と訳されますが、正確にはいじめとイコールではありません。
いじめとは、相手に身体的または心理的な攻撃を加えること。また、相手が苦痛を感じる様子を見て快楽を感じること(「知恵蔵」2013より)を指します。
つまり、イジメにはその背景に「意図」があるものと、定義されている。 しかし、ハラスメントは必ずしも意図を含むとは限りません。
セクハラやパワハラなどの「ハラスメント」のそもそもの語源は「迷惑をかけること」という意味であり、その迷惑は意図的にわざとかけたかかけないかは問われません。
言動の発信者の「悪意」があろうとなかろうと、相手がその言動を不快と感じた時点で、ハラスメントに該当してしまうのです。
だからこそ、ハラスメントは、頻発しやすい。 悪意のあるイジメなら、自分の意思で、そうした卑怯な行為はするまいと控えることが出来ますが、ハラスメントは、悪意がないだけに、当事者がコントロールしにくいですからね。
■男尊女卑の思想の表れ 裏を返せば、セクハラ発言とは、何と、恐ろしいものでしょうか。
だって、無意識下に潜む、その人の思想そのものが透けて見えてしまうのですから。
たとえば、都議会で女子議員に「早く結婚しろ! 」「子どもを産んでから言え! 」といった発言した男性議員。
彼らはきっと「女性は子どもを産み・育ててこそ初めて一人前」という思想の持ち主なのでしょう。
恐らく、自分では家事、育児の一つもしたことがないのではないでしょうか。
そしてきっと、そのことを少しも恥じていないのだと思います。
家事育児は女の仕事で、男は外で戦うものだ。
そして、それこそが男の甲斐性だと、頑なに信じている。 だから、自分と同じ職域に女性が進出すると、元来「家にいるもの」である女性に「荒らされた」と感じてイラつくのだと思います。
※日本の古来からの性差役割分担の考え方が根強く残っていることの1つの現われかと思います。現在の社会情勢等、本質をキチンと理解すれば、時代の変化に対応した考え方に変化出来ると思いますが、なかなか難しいのでしょうか。。。
一方、20年もすれば、世代が変わるのでこのような問題は解決するとも言われていますね。