WLB検討委員会に参加するまでは、WLBについて具体的に考えたことは余りありませんでした。昨年、日臨工学会で委員会企画の “「仕事に活きる」をマネジメントする~仕事に活かすライフデザイン・キャリアデザインからWLBを考えよう~”と題したパネルディスカッションがあったり、委員会の活動としてリーフレットの作成企画もあったりで、WLBについて調べたり、考える機会が増えました。
そんな中で気になるワードが、「ワーク」についてのワードです。ただ単に「ワーク」ではなく、人生における「ワーク」の捉え方として以下のように見ることができるというものです。
・「ライスワーク」
自分の欲求を満たすだけの生き方。生活の維持のためだけの働き方。
・「ライクワーク」
好きなことを追求する生き方。やりがいを感じる楽しい生き方。
・「ライフワーク」
人生の意味や目的を求める生き方。周りに喜ばれる生きがい溢れる働き方。
・「ライトワーク」
天命を全うする生き方。天職として社会に貢献する働き方。
自分自身を振り返ってみると、臨床工学技士として働き始めてから数年間は生活をするための、ご飯を食べるための「ライスワーク」だったかなと思います。
今どうなのか考えてみると、「ライスワーク」でありつつ「ライフワーク」にもなりつつあるのかなと思います。
「ワーク」はもちろん一つである必要はなく、重なっていることもあると思います。あくまでも「ライスワーク」であって、プライベートは完全に別というのもあります。今どんな「ワーク」をしているのかを考えることで、これからどんな「ワーク」を目指したいのか、どんな働き方をしたいのか見えてくるかもしれません。プライベートの時間の過ごし方も同時に考えたり見えたりするかもしれません。
これまで、仕事について、プライベートについて、そのバランスのことや自分の人生(ワークとライフ)をデザインするということは考えずにきました。委員会に参加したことをきっかけに、みなさんにも発信していけるように取り組んで行こうと、改めて思ったところです。
さて、5月に盛岡で開催される日臨工学会では、WLB検討委員会企画の講演「アサーションから学ぶ!!より良い職場環境の作り方 ~働き方変革とともに我々のコミュニケーションも進化させる~」があります。是非ご参加ください。
文責:滝口委員