舵取り

だいぶ秋らしくなってきましたね(^_^.)

 

学会続きで仕事の無い秋の日曜は貴重なので、家族と自然を満喫しようと、カヌーを乗りに行くことにしました。

自宅から高速を使えば1時間もかからない羽生水郷公園(埼玉県羽生市)ではカヌーを借りられるのです。

一緒に行った妻も息子も何度もカヌーは体験しているので、今回も楽勝というところなのですが、今回はステアー(後ろに乗って舵取りをする担当)を息子に任せてみたのです。

妻が右側、私が右側のパドル(漕ぎ手)を担当することにしました。

実はカヌーは漕ぐのは楽なのですが、舵取りが大変なのです。カヌーは底が丸いので小回りが利く代わりにまっすぐ進んではくれません。ラダー(舵)もありません。

左右の漕ぐ力加減で向きが変わってしまいます。そのため、ステアーはカヌーの動きを先読みして左右の漕ぐ配分を変えて調整するのですが、そんなに上手くは行きません。

カヌーが大きく蛇行するたびに、息子から「やばい!父さんもっと漕いで!」「曲がりすぎた父さん休んで母さん漕いで!」と指示が飛びます。

そのうち岸にぶつかりそうになり、岸辺で休んでいるカモや青サギが迷惑そうに飛び立ちます。後半戦は息子も慣れてきて、目標に向かってまっすぐに進むようになりました。

ももせ1

職場での共同作業もカヌーと同じで、皆が働いてもしっかり舵取りをしないと目標に向かえないのです。

蛇行させればスタッフは無駄な労力を費やすことになります。隣の職種と衝突しないように、相手の行動も予測しなければなりません。

職場の舵取りは難しいのですが、だからこそ次の世代にも経験させて行かねばなりません。

陸を歩くほうが確実ですが、何故かまっすぐ進まないカヌーは魅力的です。仕事も皆で楽しくやりましょう。

もも@