7月某日 藤田保健衛生大へ3年生を対象にした就職ガイダンスを行いました。
とは言え、依頼されたテ-マは「病院・企業で活躍する臨床工学技士の現状と未来」ということでしたので、卒業生としてこんなことをがんばってますよ!という内容に病院紹介を少し加えさせてもらった感じです。
今まで、他の学校で就職ガイダイスを何度かさせていただいていますが、とてもやりにくかったですね~(汗
だって、学生時代に生理学や生化学、免疫学や臨床工学の学科など教えてくれた先生方が後ろの席で聴いているんですよ。
学生への話の内容は、当院CE室のマネジメントをどのように考え行っているか。
そして、その結果「内閣府『第2回カエルの星』認定」をいただいた紹介とWLBの取り組みと働き方という感じですかね。
今回も、学生に質問したのでその結果を・・・
学生は約50名、女性は10名ぐらいでした。
質問① 自分が働き出したことを想像してください
- せっかく臨床工学技士になったんだから、緊急患者の対応などで時間に関係なくバリバリ働きたい!
- なるべく就業時間とプライベ-トの時間を区切り、時間内での仕事は全力で働き、自分の時間もちゃんと確保したい。
A:2名 その他学生はBでした。
やはり、この傾向は強いですね。誤解のないように解釈していただきたいのは、学生たちは、もちろん緊急時病院に駆けつけることが多い職種であること、患者さんのために働きたいという意気込みは十分ある上で、純粋な希望として答えていただいております。
質問② 男性に対して質問しました。
- 育児休暇を自分もとって、育児に参画したい。
- 育児休暇を取ろうと思わない。
A:2名
Bの取ろうと思わない意見を2名ほど聞いてみたところ・・・その理由は、2名とも自分の親がそうであったからでした。
働いてみないと分らないと思いますが、今の社会の流れや働き方についてはやはり自分のテリトリ-でしか学べないので、「自分の時間を作る」ことが働き方としてどうなのかも分らない環境なんだなと、そしてそのまま社会に出るのだと改めて実感しました。
講演後は、学生たちと先生方といっしょに弁当を食べて質問や雑談タイムを共有しました。
WLBについては、先生も興味を持っておられました。
そして学校の方も、生徒の学校選びの傾向が社会的に変化しているので、それに合わせた活動をしているということで働き方だけではないことを勉強させられました。
病院CE室代表として、また卒業生として話をするのもいいですが、これだけ学生が働き方に興味を持っているのなら、男女共同参画委員会として学生に講演ができたら・・・そして意見交換できたら、しっかりした考え方(単なるわがままWLBにならず)で社会に出られるはずだ!と実感しております。
@てらたに