” 1/50の人員で開発された画期的なエンジン”(~WLB情報通信より~)

 

前にも紹介しましたが、”㈱ワークライフバランス認定コンサルタント”を取得している私のところへ定期的に「WLB情報通信」が届きます。

 

先日届いた情報通信の中で面白い記事がありましたので紹介させていただきます=^_^=

 

” 1/50の人員で開発された画期的なエンジン”

長時間労働が生じる原因、また新商品・サービスの開発に着手できない原因として、「人が足りない」と嘆く方がいらっしゃいます。

しかし本当に人を増やすことだけが解決策なのでしょうか?

 

そこで限られた人員でもイノベーションを起こした事例を紹介します。

通常車のエンジンまわりは1,000人規模で開発をします。そんな中、日本の中堅自動車メーカーであるマツダは20~30名で画期的なエンジンを開発しました。

エンジンが実用化されてから1世紀以上が経過した2000年のはじめ――

「エンジンは改良し尽くされた」と誰もが思っていました。その頃マツダでは、筆頭株主のフォードとの開発案件に人員を駆り出されていて、エンジンの独自開発グループには少ない人数しか割り当てられていませんでした。

しかし、開発グループは「たった数十人の組織ではあれもこれもできない。エンジンの基本に立ち返って、一から考え直そう」とポジティブに人員不足を受け止め、どうすれば成果に結び付けられるかを必死に考えました。

結果生まれたのが新技術「スカイアクティブ」。圧縮比という基本技術に着目し、圧縮比を高めることで、ガソリンエンジンを使いながらもハイブリッドカー並みの燃費を実現したのです。

新エンジンを搭載した小型車「デミオ」は非ハイブリッド車ながら、リッター30キロの燃費を達成。同車は2011年の「日経優秀製品・サービス賞」にも選ばれました。人見光夫・執行役員パワートレイン開発本部長は、プロジェクトを振り返り
「人が足りなかったからこそ、突破口が見つかった」と語ります。

限られた人員でも、それを嘆くのではなく、無駄な業務をなくしていく。

そうすることで本質的な課題に向き合うことができ、成果に繋げることができるのだと、マツダの事例は改めて気づかせてくれました。

いかに少ない人員で業務をまわし、さらに成果を出す!

まさに、これからの働き方の考え方として参考になりますね(*^_^*)

 

  

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多様性を許容する風土の醸成には、ライフのキャリアという考え方が不可欠(共同参画11月号)

 

毎月内閣府から発行されている「共同参画」という冊子の11月号に興味深い連載記事がありました(*^_^*)

一部抜粋します。

 

経営戦略としてのダイバーシティ(7) 多様性の活かし方Part2

(株式会社東レ経営研究所ダイバーシティ&ワークライフバランス研究部長 渥美由喜)  

 

先日、IMFのラガルド専務理事が来日した際に、「日本には、潤沢な未活用資産がある。それは女性だ。女性が活躍できる環境を作れば日本の潜在的な生産力は2030年までに25%増加する」と述べた。

同氏の言は正しいが、筆者は女性以外に未活用資産は2つあると思う。それは男性と第三の性の人たちだ。

 

こう書くと、「もうすでに男性はあらゆる領域で幅をきかせているから、活用の余地なんてない」と考える人もいるだろう。筆者は、『多面性をもった人たち(特に、男性社員)』が活躍すると日本経済は活性化すると考える。

経済産業省の報告書では、女性活躍はプロダクトイノベーション、プロセスイノベーションを生むという。しかし、これは決して女性特有のものではなく、制約社員が生み出すものだと思う。現在、制約社員の大半は女性だが、今後は育児・介護で制約を持ちながら働く男性たち、あるいはLGBTにも同様の効果が期待できるはずだ。
 

3つ目のPは、パラレルキャリア、すなわちワークのみならず、ライフのキャリアを積んでいくという考え方だ。

 現在、筆者は老父の介護、2歳児の看護をしながら働いている。制約ができる前と比べると、アウトプットは減っており、内心、忸怩たる気持ちもある。しかし将来、私の部下や後輩に、制約社員は増えるだろうから、いま筆者が人並みに苦労していることは、いずれマネジメントに活きてくると思う。

 

多様性を許容する風土の醸成には、ライフのキャリアという考え方が不可欠だ。

 

 

☆男女問わず、制約のある方(育児・介護など)の経験こそが、”ライフのキャリア”ということですね!(^^)!

☆ワークライフバランスの実現には、この考え方の浸透が必要かもしれませんね。

 

 

詳細はコチラ(内閣府ホームページ)

http://www.gender.go.jp/main_contents/category/kyodo/201211/201211_05.html

 

 

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「アイディアは既存の要素の組み合わせ以外の何ものでもない」ジェームス・ヤング

 

ワークライフバランスとは?を説明する時に、”ライフが充実すれば、人脈・アイデア・スキルが得られて、結果的にワークの質と効率が高まる。ワーク・ライフ「シナジー」(相乗効果)の実現が、これからは求められます”というように説明しますが、”いまいちピンと来ない”という方が多いです。

 

外でのインプット(ライフ)が、仕事でのアウトプットに繋がる、すなわちいいアイデアが生まれ業績が上がる。現状では、長時間労働で睡眠時間が削られ、集中力が低い状態で仕事を行うのでミスが発生する。また、私生活の時間がないのでアイデアのインプットがないまま出社してアウトプットがでない…など悪循環の状態のため、日本国は長時間労働の割に成果が乏しいという現状にあるということです。

 

その中で、インプットとアウトプットの関係について、興味深い文献がありましたので紹介します。

 

アイデアの作り方 (著者 ジェームス・ヤング)

 

 「アイディアは既存の要素の組み合わせ以外の何ものでもない」

継続したインプットによって得た、さまざまなアイディアやノウハウ(部品)の組み合わせにおって、新しいビジネスの創造(アウトプット)ができる。

つまり、斬新な新しいアイデアと見えても、きっとそれは発想の元となるインプットによって得られたものということです。たとえば他の業界のノウハウを取り入れたりすることなどもこれにあたり、さまざまな分野のインプットが必須と言えます。

私たち臨床工学技士は、医療の発展のために”アイデア”のアウトプットが重要です。その”アイデア”を生むためにもインプットが出来る状態、すなわち『ワークライフバランス』の実現が必要であることがわかりますね=^_^=

 

興味のある方は是非一読してみて下さいm(__)m

 

 

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