多様性を許容する風土の醸成には、ライフのキャリアという考え方が不可欠(共同参画11月号)

 

毎月内閣府から発行されている「共同参画」という冊子の11月号に興味深い連載記事がありました(*^_^*)

一部抜粋します。

 

経営戦略としてのダイバーシティ(7) 多様性の活かし方Part2

(株式会社東レ経営研究所ダイバーシティ&ワークライフバランス研究部長 渥美由喜)  

 

先日、IMFのラガルド専務理事が来日した際に、「日本には、潤沢な未活用資産がある。それは女性だ。女性が活躍できる環境を作れば日本の潜在的な生産力は2030年までに25%増加する」と述べた。

同氏の言は正しいが、筆者は女性以外に未活用資産は2つあると思う。それは男性と第三の性の人たちだ。

 

こう書くと、「もうすでに男性はあらゆる領域で幅をきかせているから、活用の余地なんてない」と考える人もいるだろう。筆者は、『多面性をもった人たち(特に、男性社員)』が活躍すると日本経済は活性化すると考える。

経済産業省の報告書では、女性活躍はプロダクトイノベーション、プロセスイノベーションを生むという。しかし、これは決して女性特有のものではなく、制約社員が生み出すものだと思う。現在、制約社員の大半は女性だが、今後は育児・介護で制約を持ちながら働く男性たち、あるいはLGBTにも同様の効果が期待できるはずだ。
 

3つ目のPは、パラレルキャリア、すなわちワークのみならず、ライフのキャリアを積んでいくという考え方だ。

 現在、筆者は老父の介護、2歳児の看護をしながら働いている。制約ができる前と比べると、アウトプットは減っており、内心、忸怩たる気持ちもある。しかし将来、私の部下や後輩に、制約社員は増えるだろうから、いま筆者が人並みに苦労していることは、いずれマネジメントに活きてくると思う。

 

多様性を許容する風土の醸成には、ライフのキャリアという考え方が不可欠だ。

 

 

☆男女問わず、制約のある方(育児・介護など)の経験こそが、”ライフのキャリア”ということですね!(^^)!

☆ワークライフバランスの実現には、この考え方の浸透が必要かもしれませんね。

 

 

詳細はコチラ(内閣府ホームページ)

http://www.gender.go.jp/main_contents/category/kyodo/201211/201211_05.html

 

 

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