今日は、取材を終えて…『取材後記』です!(^^)!
取材後、“両立指標”に答えていただいた結果、435点中290点と一般企業(21世紀職業財団調べ)平均値に比し高得点でした。なお、2006年の205点からも大きく点数がUPしていました。
玄々堂君津病院では、実際に取材を行なってみて、技士長が中心となりスタッフ一人一人の状況を把握し、またお互いにカバーし合う事によって両立できる環境を職場全体で作りあげてきたと感じました。
“職場の環境”が育休後の離職率に大きな影響を与えていることは、厚生労働省の調査により明らかとなっています。しかしながら、現在の日本では、「両立」が困難で離職せざるを得ない女性が多く存在しています。
(出産後も働き続けることを希望する女性の割合が一番多いにも関わらず、育児を機に退職する方は全体の約7割と言われています。)
また、我が国に「両立」の取組みが浸透しない理由の一つに、“「うち(部署・施設)は特殊だから無理」というような謝った認識”があることが指摘されています。
職場の環境・状況は100部署あれば100通りあるが、『特殊だから無理』『うちは人が足りないから無理』というような考えではなく、『特殊だからこそ(このような状況だからこそ)』『人が足りないから、業務の見直しをして業務効率化を図ることが出来ないか?』など、まさに“柔軟さ”で、今の職場や地域特性などの状況に見合った対応、すなわち“今の状況で何が出来るか?”の発想で、一人一人が自分に出来るどんな小さなことでも行っていく姿勢が大切であると考えます。
“ワークライフバランス”の実現により、長く働き続けることが可能な職場となれば、優秀な人材の流出を防ぐ、入職希望者の増加(現在、就職を希望するポイントの上位=両立可能な職場)、新人研修にかかる費用↓、ローテーションがうまくいく(マンパワー確保)などのメリットがあると言われており、我々臨床工学技士においても必須の課題と考えます。
取材では貴重なお話をして頂き、お陰さまで大変有意義なものになりました。玄々堂君津病院 血液浄化部 臨床工学科の皆さまに深く感謝します。ありがとうございました。
なお、取材記事は会誌47号へ掲載しておりますので、是非ご覧になって下さい。
Fin
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