以前より、よく技士長クラスの方に”どのように対応してよいかわからない”という悩みを持ちかけられます。
ワークライフバランスの森というサイトの中に”Q.妊娠中や産休・育休中、職場への復帰の過程において、職場で自分がされて「嬉しかったこと」や「助かったこと」、などあれば教えてください。 (n=316、妊娠経験者のみ回答)”というアンケート結果を見つけました。
とても参考になりますので、以下に抜粋します。
●妊娠を告げたとき、困った表情をせず自分のことのように喜んでいただけたことが嬉しかったです。(30歳 兵庫 パート・アルバイト)
●上司が引き継ぎ先を計画的に決めてくれたこと。それによってこちらも計画的に引き継ぎできた。(36歳 東京 会社員[技術系])
●妊娠初期に切迫流産で2週間近く自宅で安静にせざるを得なかった時、職場に迷惑をかける事への申し訳なさと今後同じポストで働き続けられるかどうかの不安とで落ち込んでいた時に、女性の同僚が「あなたの席はちゃんとあるから安心して赤ちゃんの為に今は休んで!」と温かい励ましのメールをくれたことがとても嬉しかったです。 (36歳 東京 会社員[事務系])
●妊娠初期、体調がすぐれないときや痛みがあったとき、通常報告すべき上司ではなく、窓口を妊娠・出産経験のある女性上司にしてくれた事が嬉しかったです。男性は説明を受けても、きちんと理解できない、ケアできないという前提のもとの配慮でした。こちらも、話しやすく、理解をしてもらえるので助かりました。(32歳 奈良 会社員[事務系])
●妊娠中に残業や休日出社せざるを得ない業務量をこなさなくてはいけない状態だった時、出産を経験をした先輩(女性)から直属の男性上司に、妊婦であることを考慮すべきだと意見してもらえたことが嬉しかったです。 (36歳 愛知 会社員[技術系])
●特別に扱われなかったことがかえって良かったです。その前から体調が悪かったり都合の悪い時はお互いに仕事を助け合っていたので、それと同じように扱って頂きました。それにより、必要以上に申し訳ないと言う罪悪感を抱かずに済んだこと、心の負担があまり無かったこと、周りの方々に有り難いと思います。 (38歳 愛知 会社員[事務系])
●妊娠出産のお金について、組合の人が詳しく教えてくれました。( 38歳 神奈川 会社員(その他))
●妊娠を特別と思わず接してくれたことは逆に助かった。「大丈夫?」と気遣いをしてくれながらも、妊娠前と同じ仕事を任せてくれるなどこちらも仕事がやりやすかった。産休に入る前の待ってるから」の一言もうれしかった。(32歳 兵庫 会社員(事務系))
●産休・育休中の期限付きで派遣社員の方を雇って、自分が不在中も滞りなく業務が行われるようにしていただいた事。育児手当て等の手続きも円滑に行っていただいた事。 (27歳 鹿児島 会社員[事務系])
●育児休暇中も会社の情報を定期的に発信してくれたり、面談を行ってくれたが助かった。休み中は会社の情報が一切入らず変化から取り残された気持ちになってしまうため、定期的な接触はうれしかった。 (28歳 愛知 会社員(その他) )
「待っているよ」という言葉への感謝が非常に多く、力仕事の軽減や体調への気遣い、仕事の分担といった支援、「産休前と変わらず受け入れてくれたこと」に救われたとの言葉も寄せられました__
基の記事はコチラ
ワークライフバランスの森
http://www.msoffice.jp/matahara.html
職場の上司の対応はもちろん、同僚のちょっとした気遣いが大きな力になることがわかります。当委員会発行の「両立支援ガイドブック」に、詳細に対応方法を載せていますので参考にして下さい。両立支援ガイドブックは当ホームページより誰でもダウンロード出来ます!