中国医学装備協会血液浄化装備技術委員会 第5回学術年会参加報告書
会期 : 2018年7月21日~22日
会場 : 蘇州国際博覧センター
参加者 : 川崎忠行 臨床工学国際推進財団(報告者)
菅野有造 新松戸中央病院、大濱和也 埼玉医科大学
7月20日 | 羽田09:25⇒虹橋11:30 (JL‐081) 高速道路移動 ウエルカムパーティ | インターコンチネンタル 蘇州 (蘇州洲際酒店) |
7月21日 | 蘇州国際博覧センター PM;大濱氏、菅野氏講演 | インターコンチネンタル 蘇州 (蘇州洲際酒店) |
7月22日 | 蘇州国際博覧センター 高速道路移動 | 虹橋錦江大飯店 |
7月23日 | 虹橋09:40⇒羽田13:30 (JL‐5642) |
プログラム テーマ:血液浄化装備技術浄化臨床工程師の育成について
7月21日
13:30~14:00 2017年報告とまとめ及び2018年の展望 左 力
14:00~14:40 大学病院における血液浄化の安全管理 大濱和也
14:40~15:20 一般病院における血液浄化の安全管理 菅野有造
15:30~16:00 血液浄化臨床工程(技)師業務指針 左 力
16:00~16:30 透析液濃縮製品の登録と審査に関する指標 劉 学軍
16:30 17:00 正確なモニタリング 簡素化と複雑化 田 愛輝
17:00~17:40 常任委員及び委員会について
7月22日
8:30~11:30 血液浄化臨床工程師技士に求める知識 左 力
学会参加報告について
今回で3回目の中国医学装備協会血液浄化装備技術委員会参加であり、通訳して頂いた王氏は大阪ハイテクノロジ専門学校に留学して臨床工学技士免許取得者で、上海にて日系企業で活躍されていた方でした。
7月20日上海経由で蘇州入りし、その晩にウエルカムパーティに招待され、左力教授や田愛輝さんなど十数名で迎えて頂きました。
翌21日蘇州国際博覧センターにおいて「血液浄化装備技術浄化臨床工程師の育成について」をテーマとして講演形式で開催されました。
北京大学の左教授の挨拶では、小生が開発した透析液排熱回収装置についても触れられ、技士の活躍や研究を奨励していました。
日本からは、本年4月の名古屋会議で提案した「血液浄化の安全」をテーマにして、大学病院の立場で大濱和也技士、また一般病院の立場で菅野有造技士が講演しました。
左教授の血液浄化臨床工程(技)師についての、業務内容やその育成教育カリキュラムなどの説明があり、近い内に認可がおりるとのことであった。
また、別会場にて臨床工程学学科建設検討会も開催していましたが、血液浄化装備技術委員会と時間が重なり参加することはできませんでしたが、中国医学装備協会趙自林理事長も参加されており、後日討議内容を伺う予定です。
22日の午前中のセッションは5チーム(1チーム5名)に分かれた、クイズ形式で血液浄化に関する問題に答え、正解ポイントで争うものでした。
例えば、「静脈圧が上昇した、次の内でその原因を選べ」などの臨床的な問題もあり、会場が盛り上がっていました。
そして、優勝チームは来年の日本血液浄化技術学会への参加及び日本の透析施設見学が与えられました。
この招聘については、臨床工学国際推進財団が行うこととなりました。
22日午後に上海へ車にて移動したが、台風10号が沖縄から上海、蘇州に向けて上陸したため、暴風雨の中の移動となりました。
そして、23日の朝便にて帰国の途につきました。