国際交流委員会が目指すもの

  yoshioka_iinchou
  国際交流委員会 委員長
吉岡 淳
   

日本臨床工学技士会の国際交流委員会は現在7名の委員で、アメリカ、中国、ミャンマー、カンボジアなどの先進国・途上国を担当しています。主な事業としては、WHOやISO会議への参加、JICA/ODAとの連携 、中国工程士との交流、国際学会(AAMI: Association for the Advancement of Medical Instrumentation, AARC: American Association for Respiratory Care, SCCM: Society of Critical Care Medicine, ICEHTMC: The First International Clinical Engineering and Health Technology Management Congress)への参加及び発表など、世界に向けた臨床工学技士の啓蒙活動を行っています。

しかし近年は、多くの臨床工学技士が国際学会等で堂々と発表している姿をよく拝見します。私たちは海外等で活動する方が委員とは考えておらず、海外活動を加速させる目的に今期より「国際交流支援部会」を立ち上げました。国際交流支援部会のメンバー(部員)として日本臨床工学技士会のために私たちと一緒に海外活動をしていただける方は、いつでも国際交流委員会ホームページから部員の登録をお願い致します。登録後は同時にメーリングリストにも登録され、迅速な情報伝達や相互の意見交換が可能となります。将来的には先進医療会議など様々な国際交渉の場で英語や中国語以外の通訳を国際交流委員会と支援部会で担当できればと考えています。一人でも多くのみなさまに部員としてご参加いただき、私たち国際交流委員会にお力を貸していただければ幸いです。

国際交流委員会の新たなステップとしましては、アメリカのクリニカルエンジニア団体のACCE(American College for Clinical Engineering)とのコラボレーションセッション、中国のクリニカル/バイオメディカルエンジニア団体(Chinese Society of Biomedical Engineering Clinical Engineering Branch)との交流、第1回ICEHTMCへの参加、AARC(米国呼吸療法学会)Congressへの参加、JICA、ODA関連の新事業などが挙げられます。中でも近年、ACCEと強く連携を図っています。ACCEとは、アメリカ、イギリス、イタリア、中国、インド、カナダ、オーストラリア、アルゼンチン、ブラジル、コロンビア、マレーシアなど世界各国、50カ国以上のクリニカルエンジニア(CE)が所属している団体です。彼らは各国で教育セミナーやHealthcare Technology Management (HTM)に関する講演等を開催し、認定CEを世界へ輩出しています。世界各国のCEと広く交流を持つACCEからは、私たちに大変興味深い世界における最新のHTMトピックスを学ぶことができると思います。また、今後はJACEC(日本臨床工学会)や講習会等へ海外からも講師を招聘して、国際的視点に立った情報収集が必要不可欠になるものと考えます。「海外への活動事業」に加えて、「海外からの招聘事業」も新事業として展開して行ければと思います。

国際交流委員会では、世界へ羽ばたく臨床工学技士を応援します。そして、世界唯一の国家資格である日本の臨床工学技士制度を海外へ発信し、さらに海外からの最新情報を会員の皆様へお届けできるように内外へ積極的な活動を行っていきます。

その為には、何よりも、会員の皆様のご理解とご協力、そしてご参加を必要としていますので、どうか宜しくお願い致します。

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