中国交流プロジェクトの目的と概要
目的
現在中国では、全国を統一する技士会はなく上海や北京で地域の技士会が存在しています。
技士の仕事は、主に透析機器の管理が中心で水処理装置の管理も行うので清浄化に非常に関心が高く、臨床業務は看護師が中心で行っており、透析以外の医療機器の管理は、設備課の様なところで行っており透析技士との交流はありません。
彼らは日本の臨床工学技士に非常に注目しており、今後も交流を行っていきたいとの希望が強くあり、今後日中の友好交流を進めたいとの意向であり、今後、国際的公益事業として前向きに対応をして行く予定です。
概要
現在準備中につきしばらくお待ちください。
「第1回日中臨床工学技士会学術交流会及び意見交換会」が成功裡に開催されました
「第1回日中臨床工学技士会学術交流会及び意見交換会」が中国側から“中国工程士会”会長 劉 学軍氏をはじめ、主要メンバー6名を迎え、予定どおり下記のとおり開催されました。
■開催日:23年11月14日(月曜日)~15日(火曜日)
■開催場所:一樹山荘(山梨県南都留郡山中湖村)
■プログラム:
平成23年11月14日(月)
17:00~20:00 Welcome Party
平成23年11月15日 (火)
10:00 開会の辞
(社)日本臨床工学技士会 会長 川崎忠行
中国工程士会 会長 劉 学軍
10:10 現況報告
1)中国の透析医療における透析技士の役割と今後の展望
中国工程士会会長 劉 学軍
2)日本の透析医療における臨床工学技士の役割と今後の展望
(社)日本臨床工学技士会 国際交流委員長 山下 芳久
12:00 昼食・意見交換会
13:00 透析医療における臨床工学技士業務指針
1)(社)日本臨床工学技士会 副会長 本間 崇
2)透析液清浄化ガイドラインVer2.0の概要
(社)日本臨床工学技士会 透析液清浄化委員会委員 楢村 友隆
15:00 閉会の辞
約40名余りの参加者が集い、質疑応答も含め、極めて熱心かつ有意義な学術交流ができ、互いの理解を深めることが出来ました。
特に中国側の印象として、日本の先進的な臨床工学技士制度および透析医療のレベルの高さに感銘を受け、あらためて今後の臨床工学技士制度移転の含めた両国間臨床工学技士会の交流に大いに期待したいとの結語がなされました。
また学術交流会のあと、中国側のメンバーは施設見学として「東京女子医科大学八千代医療センタ-」及び「みはま病院」を訪問し見聞を深めました。
なお次回は来春、中国(北京の予定)で「第2回日中臨床工学技士会学術交流会」を開催したい旨の提案を中国側から受けました。
当会としては公益国際事業の一環として前向きに対応してゆくべく、その時のテーマ及び両国間の今後の技術交流の在り方に関する枠組み(確認書)等について、中国側へ事前に提案する予定です。
この日中学術交流会は、透析医療への臨床工学技士の学術的関わり・役割などを両国の法制度・文化・歴史などを踏まえたうえで互いに論ずる事により、両国間の相互理解を深め、かつ今後の透析医療における臨床工学技士の役割と今後の可能性について学術的な論議することで、両国の透
析医療の発展に大いに貢献できると考えております。