臨床工学技士

渡邊いちこ

本日、初めてIFMBE CED (International Federation for Medical and Biological Engineering : Clinical Engineering Division)のビデオ会議に参加させて頂きました。

国際会議に出席するのはもちろん生まれて初めてで、いったいどんな感じで会議が進行されるのか不安と興奮で恐る恐るZoomにログインしました。早めにログインをしてしまったので、ほかの参加者が入ってくるまで画面を眺めて待っていたところ、突然イヤホンからCED職員のKallirroiさんからWelcome Ichiko! Nice to meet you! とフレンドリーな声が届きました。彼女のフレンドリーさにほっとしたのもつかの間、ぞくぞくと世界中から参加者がログインし会議が始まりました。

まずは議長であるTomさんと委員の方々からのこれまでの活動報告等がありましたが、

CEDの活動内容を完全に理解していなかった私にとっては、「一体何の話をしているの?」というのが正直なところでした。というのも日本の「Clinical Engineer = 臨床工学技士」しか知らない私には全く予期せぬ議題だったのです。世界的には「Clinical Engineer = 臨床工学技士」という公式は成り立たず、国、地域によりClinical Engineerという職業の認識、業務内容、資格などはまちまちで、Clinical Engineerをこれからどうのように育成、教育し、資格及び認定制度、行政や医療機関への周知の仕方などを話し合う場は、臨床工学技士法により国家資格として確立されている日本から参加した私にとっては、まさしくカルチャーショックでした。余談ですが、会議は当然英語で行われましたが、私を含め英語を母語としない国の人たちが集まっているので、聞き取りやすい人、逆に訛りが強くて全く何を言っているのかわからない人、通訳を付けて参加している人もいたりして、そのことも国際会議の貴重な経験でした。

CEDのTom議長は日本の臨床工学技士の業務指針を高く評価されていて、多くの国で日本の制度がふさわしいのではないかとお考えでした。CEDでは臨床工学技士の国際免許の重要性を出しています。会議は始終フレンドリーな雰囲気で、お互いに学びあう事が大事というCEDの会議の姿勢が素敵でした。

今回の参加で、Clinical Engineeringに対して私自身がもっと世界レベルで見ていくべきだと気づいた大きなきっかけとなりました。日本の臨床工学技士をCEDを通して世界に紹介していくなど、今後とも貢献したいと考えております。

IFMBE CED Board and Collaborators Zoom meeting

米国駐在員のバネラ先輩こと長澤です。

渡邊 いちこ さん、Web会議に参加して頂きまして、ありがとうございます。

今回の会議は、アメリカ山岳時間のAM7:00から始まる予定で、私の働き始める時間にちょうどバッティング😨していたので、お手伝いしていただける方を探してました。

国際交流委員会の支援部会に登録していただいている方で、英語が聞けて、会話できる人を条件(支援部会名簿のメッセージを見て、英語話せそうだな!と思う方)に、何人かこちらからメールを送らせていただきました。そして、いちこさんが選ばれた!と言う経緯になっております。

これからも、多くのお手伝いを必要としておりますので、自薦他薦問わず、私にまでメールいただけるとありがたいです。

よろしお願い致します。