- 井桁 洋貴:国際交流委員会副委員長
- 西垣 孝行:森ノ宮医療大学 准教授
- 中川 敦寛:東北大学臨床推進センター
- 長澤 智一:UCHealth, CO(コロラド大学病院)
- 池田 隼人(私):東北大学医工学研究科医工学専攻 修士2年(執筆当時)
- 敬称略
自己紹介
初めまして。東北大学医工学研究科医工学専攻修士2年の池田 隼人と申します。自分は中学2年生のときに母親(当時34歳)をがんで亡くし、その経験から疾患を早期に発見し、できるかぎり低侵襲な治療を行うことの重要性に気づきました。現在大学では超音波イメージングと体に優しい超音波がん治療の研究をしております。研究を通して医療機器の分野では、患者さんの元に届くまでにあまりに時間がかかりすぎるという現実を知り、よりよい製品を短期間で開発するにはどうしたらいいのかという疑問点を持っています。また、2017年6月27日に交通事故で頭部外傷を負い東北大学病院に入院していた際に自分の担当医であった脳神経外科医の中川先生の紹介から、臨床現場と企業の架け橋事業を行っている東北大学臨床推進センターとつながりができ、医療現場に近い部分での製品開発について学んでいます。
きっかけ
2018年8月7-21日ワイオミング大学サマープログラムに参加予定だった私は、せっかくアメリカに行く機会があるのでプログラム終了後2か月程度在米して、自分の専攻である医工学に関連した経験をしたいと考えておりました。そのプログラムはデンバー空港解散ということもあり、Web上で医工学×デンバー空港というキーワードで検索をしたところ日本臨床工学技士会の井桁さんのデンバー小児病院見学2015と長澤さんの米国駐在員報告の記事を発見し、世界の医療現場で活躍されている先輩方の存在を知りました。この時点では連絡をとる手段もありませんでしたが、なにか縁のようなものを感じておりました。今回の計画が大きく前進したのは東北大学臨床推進センターのアシスタントとして2018年4月18日に参加したMedtec japan 2018で井桁さん、西垣さんと偶然お会いしたところから始まりました。企業のブースでは学生は商談にならないため、軽くあしらわれる場合が多いと思っておりましたが、臨床工学技士会の井桁さんと西垣さんは親身になって自分の話を聞いてくださり、臨床工学技士会の米国駐在員である長澤さんと自分を繋いでくださいました。改めて感謝を申し上げさせていただきます。
♪カモンベイビーアメリカ♪
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