コンサルティングの現場から(WLB情報通信より)

 

度々紹介させていただいてます。ワークライフバランス㈱認定コンサルタント取得してから定期的に届く”WLB情報通信”よりとても参考になる記事がありましたので抜粋します(*^_^*)

まずは、いくつかの略語の解説です。

はたみな=働き方見直し

WLB=ワークライフバランス 

 

コンサルティングの現場から:はたみな現場の「質問」について考える

働き方の見直しコンサルティング(以下はたみな)の現場においてもWLBの取り組みに対する否定的な質問もでますが、別の視点でこの「質問」をみる、ということも私たちはよく行っています。

■やりたくないから、やらなくていい理由を探す質問
■もうやるつもりになっているけど、どうやったらいいか迷っている質問

質問には2つの種類がある、という視点を持っておき、相手の傾向を探り、今後の対応を考えるのです。

前者はたとえば「もう課題点はわかっていて、解決策も明確。人が足りないから増やす。
これ以外にいまからやることがありますか?」「いまプロジェクトが忙しい、余裕はない」「僕は生産性が高い。まわりが低いだけ。」のように表現されます。

しかしこのタイプは質問に回答する、だけでは相手を納得させることはできません。状況に応じてなぜそう考えるのかを伺いながら、逃げ道がないことを示す工夫が必要です。

後者はたとえば「週報があるけど朝夜メールもやる。一緒にしてもいいか?」「カエル会議の時間を取れそうにないが、どうやったら全員集められる?」のように表現されます。

取り組むことが前提であり、それをいかに日々の業務と組み合わせるのかに視点が置かれています。

おおよそこのような場合は、この活動をいい機会だととらえ、前向きに取り組もうとする姿勢が見えていますので、今後はいかに自走させるかをテーマにコンサルティングをしていくべきと判断できます。

このように、はたみなの現場ではたくさんの質問を投げかけられると、身構えてしまうこともありますが、決して「対峙する」必要はありません。その質問の意図、背景を汲み取り、次の行動につなげていく冷静な判断が求められるのです。

 

☆私も『両立』の活動のみならず、どのような場面においても必ず、『やらないことの言い訳』が妙に長けている方に遭遇することがあります。とてももっともらしい説明のため、コツコツと地道な活動を行っていても意味がない、という見解に持って行かれる方も少なからずいました。

しかしながら、長い事観察して感じたのは、やっぱり『やらない事の言い訳』と『やらない自分の正当化』だったのだな、と感じます。ただ、やらない自分の正当化をする方で多いタイプが『他人からの評価を気にする』など、個人の内面のメンタル的な部分からの防衛反応によるものであることも少なくありません。

したがいまして、一概にそういった方を責めるのではなく、様々な方の発言の裏側にあるものを推測しながら、むしろ個人個人を尊重しながらの説得の必要があるように思います。

 

 

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