”㈱ワークライフバランス認定コンサルタント”を取得している私のところへ定期的に「WLB情報通信」が届きます。
そこで、今日はその中で面白い記事がありましたので紹介させていただきます=^_^=
”職人気質な人たちの働き方の見直し”
業務の共有化をしようとか、仕事を抱え込まずに仕事をしようという働きかけをすると、「この仕事ができるようになるには、経験が必要だ。
まだ渡せない」というような反応をもらうことがあります。特にベテランの男性に多いようです。確かにこれまでの長い社会人経験の中で培ってきたものは、すぐに部下や後輩には渡せないかもしれませんが、
【本当に時間をかけることだけが解決策かどうか】
を考え直す必要があります。
ここで私がよくご紹介するのは「ある靴職人」の話。
山口千尋さんという靴職人がいらっしゃいます。紳士靴を作られています。
日本人で初めてギルド・オブ・マスタークラフツメンを本場英国で授与された、”本物の職人さん”です。
「師匠が10年かけて身につけた技術やノウハウを、弟子が身につけようとしたとき、同じように10年の時間をかける必要があるか」という質問に、決してそうではないと答えています。
「たとえ10年かけて身につけたものでも、文章にすることで弟子に5分で伝えられるのなら、そうすべてきだ」と答え、わたしたちが日々の業務で行おうとしている、マニュアル化の視点をもっていらっしゃるのです。
つまり師匠から弟子に仕事を渡すとき、10年の経験を5分にすることで残りの9年と364日を弟子は別の技術を身につけるために使うことができるという考えなのです。そうすることで、紳士の革靴は少しずつ進化をし、今の形になったのでしょう。
技術とノウハウがものをいう”本物の職人”でさえ、時間をかけることだけが解決策ではない可能性を信じているのです。職場にいる、クライアント企業にいる”職人気質のビジネスパーソン”には本当に時間をかけることだけが解決策なのか、改めて考えてもらう必要がありそうです。
これからの働き方の考え方として参考になりますね(*^_^*)
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