【活動報告】第3回関東臨床工学会にて②

 

11月4日(日)に、開催された第3回関東臨床工学会(つくば国際会議場)の参加報告のつづきです=^_^=

 

シンポジウム 「臨床工学技士会のこれからを考える~働きやすい職場環境について~」で ” SP-06 当会における男女共同参画活動について”を報告させていただきました。

 

その、プレゼンの概要を数回で紹介させていただきたいと思います<(_ _)>

 

 

まず、背景として今の日本の状況について次の内容を説明するつもりでした(時間がなかったために省略しました)(^^ゞ

 

日本は現在、月60時間以上残業をしている人の割合が世界で最も高い国、世界一労働時間が長い国です。そのため、私生活では家族とのコミュニケーションや自己研鑽の時間が取れないことが問題と言われています。

 

では、日本は労働時間に見合った成果を出しているのでしょうか?

日本の”労働生産性”(就労者1人当たりの付加価値額:就業者1人当たり、あるいは時間当たりの生産量)は、主要先進7カ国の中で最下位です。日本は、残業時間はトップクラス、仕事の成果は最低クラスという悪循環の負のスパイラルにはまり込んでいます。

 

また、労働力人口の減少により、年金や医療をはじめさまざまな社会制度の基盤を揺るがし、国力の衰退につながることが危惧されています。

厚生労働省研究会が試算した、我が国の就業者数の推移の予想を示したデータによると、2010年の就業者数は6,298万人ですが、女性・高齢者などが働ける対策を行わない場合には、2030年には845万人減の5,453万人まで減少し、対策を行った場合には213万人減の、6,085万人までの減少にとどまる、という試算結果です。

 年金の支払い手を増やすには出生率の向上だけを行っても効果がなく、女性が離職せずに継続就業することの両方の対策が必要であることがわかってきました。

 

つまり、政府としては女性には子供を産み育てながら、かつ働いてもらいたいのですが、日本の女性は先進諸国の中でも最も出生率および労働力率が低い現状にあります。

 

 そこで、政府は“女性の活用”を促すために“「女性の活躍による経済活性化」行動計画~働くなでしこ大作戦”を政府全体で取り組むことを公表しました(詳細は当ブログで紹介済)。

 

次回に続きます<(_ _)>

 

 

 

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