日本看護協会の取組みで面白いものがありますので紹介します<(_ _)>
まず、日本看護協会は、2006年12月から2010年3月までの約3年間、「看護職の多様な勤務形態による就業促進事業」を行いました。
その後、2010年からは、実際に医療施設にWLBを浸透させていく時期と位置づけ、各県看護協会と恊働して「看護職のWLB推進ワークショップ事業」を実施しています。
▼詳細はこちら
http://www.nurse.or.jp/kakuho/pc/various/
▼ワークショップを受けたことのある病院リストはこちら(ページ下部)
http://www.nurse.or.jp/kakuho/pc/various/workshop/index.html
このワークショップを実施するにあたって、各施設での現状把握をするために使われているのが 看護職のWLBを見える化した「看護職のWLBインデックス調査」です。
こちらのインデックスは、2006年にWLBに先進的な企業39社が集まって開設されたワーク・ライフ・バランス塾と学習院大学経済経営研究所が共同研究・開発した「ワーク・ライフ・バランス インデックス調査」(WLB-JUKU INDEX)をベースとして開発されました。
現在、日本看護協会はこの調査データを集計し、ベンチマーク(水準点)を公表することを検討しているとのことです。各医療施設が自身の調査結果が全国でどの位置にあるのかを知ることができれば、さらにWLBに対して関心が高まるかもしれません。
また、千葉県臨床工学技士会でも、2006年に県内の臨床工学技士のいる病院を対象に、両立のしやすさを点数化し評価できる「両立指標(厚労省が2003年に策定したもの)」を実施(回収率63%)、結果について公表の許可の得られた施設の一覧をホームページなどで公開しました。
▼参考文献
熊切こず恵:「両立指標」の調査結果.千葉県臨床工学技士会会誌13号:62‐70,2007
さらには、内閣府男女共同参画局ホームページの女性の参画状況の「見える化」についてはコチラです。
http://www.gender.go.jp/main_contents/category/mieruka/index.html
この分野での情報公開が進むことは、なにより「両立の取組み」の活性化に繋がることが考えられます。また、進路を決める学生にとっても目安の一つとなり、今後は必要不可欠となっていくかもしれませんね(*^_^*)
是非、参考にしていただければ幸いに存じます<(_ _)>
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