「かなちゃんパパの近況報告
~コーチング研修インストラクター取得までの道のり~」
第7回 コーチングセミナー経験談②
コーチングセミナーを受講した時の体験談の2回目です。
2日目と3日目の講師は73歳の方でした。
とても勉強家で、朝から新聞にしっかりと目を通しており、新しいニュースを話題にしてコミュニケーションを取られてきます。
ビジネス雑誌を常に持ち歩き、世の中の情勢をしっかりと身につけながら、今、必要な人材はどの様な人間なのかを常に模索していることをお話ししてきます。
本当に73歳なのかと思うほどパワフルで、私はタジタジでありました。
日本で初めて病院にコーチングを導入した亀田総合病院のことも良く知っており、「亀田総合病院のコーチングは素晴らしいので、是非、○○さんの病院でもコーチングを積極的に導入して欲しいと思います。
病院長が全職員的に導入する気持ちがあるのであれば、亀田総合病院と連絡を取ってもらって、勉強しに行って欲しいです。このセミナーが終了したら亀田総合病院と連絡を取られてみては如何ですか?コーチングの実際を知られることは大事だと思いますよ」と言われました。
過日、亀田総合病院の臨床工学技士の高倉さんとコンタクトを取り、亀田総合病院のコーチングの現状について調査させて頂き、病院長に報告すると言う業務にも発展しました。
先生は色々な話のなかで、たくさんの質問をしてきます。たくさんの質問ができると言うことは幅広い知識を持っていて、たくさんの引き出しを持っていると言うことなのです。
私がその質問に答えると、
「今日はとても良いことが聴けました。」
「今日はとても良い勉強になりました。」
「それは素晴らしいですねー。」
「今日、家に帰って家族に話しますよ。」
「今度、それを試してみなすね。」
と自然に言葉が出てくるのです。
話をしている私も、とても気持ちが良くなります。こんな会話ができるようになれたらと思いました。
先生は、コーチング手法が本当に自然にできるのです。
これは教わったものだけではなく、元々持っている先生の天性によるものなのかもしれませんし、73年の積み重ねによる磨かれた燻銀の心なのかも知れません。そして、たくさんの講師をされることで、たくさんの方と会い、話すことで、益々磨きがかかってくるのでしょう。
先生から、「○○さんと話をしていると、たくさんの引き出しを持っていることが分かります。日常的なことを例題に出しながらプレゼンテーションができる力を持っているので、しっかりとコーチングの研修が行えると思います。コーチングはどの様な職種にも応用できますが、やはり27年と言う病院の状況を良く知っている○○さんが、自分の病院に合わせたコーチングを行う方がより効果的です。ぜひ、この機会に積極的に導入を勧めて下さい。」と言われました。
更に、是非、独立してコーチングを広める仕事をしてください。
コーチングの講師には定年はありませんから体が動くまでできます。人との出会いを大切にできるこの仕事はとても幸せな仕事です。と言われて、ここまでおだてられると(多分、先生は真面目に言っておられて、おだてていないのだと思います。
おだてて仕事をさせるのはコーチングではありませんから。
相手に無限の可能性があると信じて、信頼して感じたままを率直に話すことで心と心が通じた話ができるのがコーチング手法なのです。
人間力を磨かないとできない手法です)ついつい、独立を考えてしまう私なのでした。
人間力と言う言葉を使いましたが、何事を行うにも人間力が必要なのです。
コーチング手法を身につけることも大事ですが、常に自分を磨くこと、人間力をアップすることが人間関係の構築に繋がるのだと思います。
さて、最終日は、きちんと修了式が行われました。
修了証は受講料に含まれていますが、認定証の発行には別途料金がかかり、受講の時に提出した成果物や受講の評価で認定できるかを評価されます。
修了式では、修了証2枚と認定証の2枚を渡され、別途料金で依頼していた「coach」のバッジを頂きました。
「coach」バッジ
色々な思いもあり受講したセミナーでしたし、多くのお話しを聴いて頂きかつ、多くの学びを得たことに思いが込み上げてきて、若干、涙が出てきました。
「coachバッジは、私と同じですから、私と同じ活動ができると言う証明です。
たくさんの人たちを幸せにしてください。」と言われ、その重さを感じながら、帰り道の居酒屋で一人祝杯を挙げたのでした。
次回へ続きます。。。
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