週間WEB医業経営マガジンに”医療機関における最近の労務トラブルについて”わかりやすい記事がありましたので紹介させていただきます!(^^)!
(記事抜粋)
高度で専門的な領域の業務であるために、医療職あるいは医療機関従事者は、伝統的に自信の職務に対する意識と能力向上への意欲が高いと言われています。
このように、高い職業意識に裏打ちされた献身的な業務提供を社会から求められてきた結果、医療機関は一般的に労務環境整備に関する対応が遅れがちであるのではないか、という指摘もあります。
一方では、最近の労働者権利の意識高揚の影響もあり、様々な情報を入手することが可能となりました。
⇒ 医療機関においても、労務トラブルが表面化するケースが増えており、さらにはその原因が多岐にわたっているため、複合化・複雑化している現状があります。
『医療機関の特性からみる労務問題の課題と対応策』(記事P9参照)
〇ハイリスク職場 (職場による労働負荷の差、長時間労働) ⇒ 適正な人員配置、定期的面談
〇個人主義傾向 (組織の不調和) ⇒ 参加型の意志決定
〇コミュニケーションスキル不足 (人員削減、成果主義による支援減少) ⇒ リスナー・コーチング研修、支援を人事考課要素にする
〇仕事量の増加 (サービス残業の常態化) ⇒ 適性仕事量への配慮、相談窓口・ホットライン
〇女性就労継続(管理職モデルが少ない) ⇒ 女性管理職研修
さらに、”医療機関に潜在する労務リスク”として、次の8つを挙げています。
①サービス残業リスク(未払い残業代)
②管理監督者リスク(=名ばかり管理職:未払い残業代)
③うつ病リスク(効率低下)
④無断欠席・早期退職リスク(効率低下)
⑤解雇トラブルリスク(効率低下)
⑥偽装請負・不正派遣リスク(イメージ低下)
⑦内部告発リスク(イメージ低下)
⑧セクハラ・パワハラリスク(イメージ低下)
現在の労務管理の三大テーマ
『労働時間管理』
『退職・解雇管理』
『セクハラ・パワハラ』
いずれも、その損失の大きさが予測不能であるため、防止するための対応策が一層の重要性を増すことになるということです。
対応策など、詳細はこちらを参照して下さい。
週間WEB 医業経営マガジン
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