【内閣府カエルの星☆認定】再掲載!~聖隷三方原病院CE室~あとがき
”目指せ!麦わら海賊団 ~聖隷三方原病院CE室~”の連載を終えて、管理人よりひとこと…
全8回(プラス4回)という長きにわたっての執筆、本当にありがとうございます。
聖隷三方原病院CE室寺谷技士長をはじめ、スタッフの方々に感謝致します!(^^)!
また、閲覧してくださっている方々も、お忙しい中本当にありがとうございますm(__)m
”両立の声”や数々のお写真を拝見させていただき、職場の雰囲気の良さとモチベーションの高さが伝わってきました!
両立しながら、”モチベーション”の維持が可能な職場環境・システムはまさに先駆的で、参考にしたい施設がたくさんあると思います。
このシステムを実際に構築・運用してきた、その経験は我が国の宝と言っても過言ではないと思います<(`^´)>
当会のアンケート結果では、特に女性技士の訴えが多く、「育児・結婚でまわりにおくれを取りたくない」「両立をしていると肩身が狭く、何も言えない」など、まだまだ両立が可能な環境とは言い難い施設が多く存在しているようです。
そんな中で、育児など両立しながらキャリアアップが可能というシステムの構築は、病院のみならず、我が国における職場にある重要な課題の一つです。ワークライフバランス(以下WLB)の業界でも、病院はWLBの実現が難しいといわれています。
しかしながら、医療職種全般に言えるかもしれませんが、臨床工学技士は一人前になるまでに時間を要します。育児など両立するために離職している現状では、今後のマンパワーの不足には対応できず、ローテーションもベテランばかりでまわすような、一部の人間の負担ばかり大きくなってしまうという悪循環に陥ることは容易に想像できます。さらに長時間労働は精神疾患の発症リスクになることは有名な話で、自殺率も高いと言われています。
両立が可能で、皆が働き続けられる、両立するしないに関わらず皆がキャリアアップできる、そんな職場環境にすることで、ベテラン・新人のバランスも取れ、ローテーションもうまくいき、またそのような職場には入職希望者も増えるため、優秀な人材の確保も可能となり、安全でよりよい医療を提供する事に繋がります。
それから、両立出来る職場のスタッフは、貢献心が高いと言われています。モチベーションも高く、貢献心も高く…まさに両立の出来る職場になることで好循環が生まれていくと言えます。
負のスパイラルの状態にならないためにも、今からWLBの実現を皆で目指していきたいですね!(^^)!