「かなちゃんパパの近況報告
~コーチング研修インストラクター取得までの道のり~」
第5回
「コーチング研修インストラクター」の取得の道ーセミナーの選び方ー
今回は、私がコーチングのセミナーを受講するまでの方法についてお話ししましょう。
コーチングについて全く無知であった私にまずできることは、インターネットを利用して、コーチングとは何かを知ることでした。
「コーチング」と検索するだけで多くの情報が得られました。そして、「コーチング」&「セミナー」と検索することで様々なセミナーの情報も飛び込んできます。
まず、びっくりするのはセミナー料金が高額であると言うことです。安くても60000円程度、高いものでは8000000円なんて金額もあります。自腹でどこまでのお金が投資できるかを懐具合から考えなければなりませんでした。
金額に右往左往して、低額のセミナーから内容を確認していく作業の繰り返しをしました。同時に資料請求もしました。
情報収集をしていくと、「コーチングを学ぶ」と言うよりも「コーチングの指導をできる資格を取る」と言う目的のセミナーが多いと言うことです。
コーチングを学ぶ、身に付けると言うセミナーはとても少ないのです。ベーシックコース、基礎コースと銘打った2日間程度のセミナーが、6~80000円、200000円などと言うセミナーもあり、色々探していると、5日間程度で資格が取れるもの方がお得なのではと感じてしまうのです。
人は「資格」と言う言葉に弱く、自分に箔が付く物が欲しくなるものです。私も仕事が変わり、気持ち的にも弱くなっていた時でしたので、「資格」と言う文字に踊らされて、5日間で「研修インストラクター」と「コーチング研修インストラクター」のダブルライセンスが取れる約170000円と言うある意味お手頃な(懐には痛手ですが)のセミナーを探し当てました。決して大手ではなく、小さなNPO法人の団体が運営するセミナーです。
このセミナー団体のホームページには「コーチングとは何か:コーチングを知る」と言う説明があり、これをWordにコピペしたところ、68ページを数えました。
他のホームページに載っている説明は、表面的な物ばかりであるの中で、これだけの教科書的な説明を載せていると言うことは、「コーチング」に対する思いが熱いのだと感じました。
この説明をとても興味深く読ませて頂き、これだけでも十分に役に立つのではと思うほど素晴らしいものでした。これで、このセミナー団体への信頼度はより一層高まりました。
無料体験コースと言うのがあったので参加したところ、参加者は私ただ一人。講師の方と雑談から今の仕事の状況などをお話しすると、「決して○○さんが今までしてきた仕事は間違っていないですよ。病院もサービス産業であり、顧客(患者さんやご家族)が満足することを目指すことが必要であり、部下の方は熱意を持って教えてもらえて幸せだと思いますよ。
もったいないですねー!今までの手法にコーチングの手法を取り入れれば、○○さんの技術・知識はもっと伝わりやすくなり、患者さんやご家族がもっと満足する病院にできるはずです。」と予定の1時間半があっと言う間に過ぎ、30分を超過した2時間の、私だけのための個人カウンセリングは終了しました。
ある意味、セミナー団体と言うのはとても不安で、特に心を扱うセミナーですから、宗教なのでは…とか、悪徳商法なのでは…なんて不安も持ちながら無料体験に参加しました。
講師の方は、「認定エグゼクティブ・コーチ(独立してコーチングを教えられるレベルの能力を有している人)」「プロフェショナル・キャリア・カウンセラー(個人の充実した職業人生活の実現やキャリア開発・形成を支援できる能力を有している人)」なる資格を有していました。
これもNPO法人の認定資格で、認知されているわけではなく、どのような能力を持っているのかと言う疑問を感じるところではありますが、私の率直な感想と言えば、講師の方は「人の心の言葉を引き出すプロ」であったと言うことです。
人が好きで、人から心の言葉を引き出し、良い方向に導く能力を持っている人物で、私もこんな能力があったら、もっと良い仕事ができたのにと感じるのでした。
こんな人物になれたらいいなと言うことと、大手ではないために少人数でも開催してくれると言うことで、密着した指導を行ってもらえることも期待して、このセミナーに申し込むことにしたのです。
ここで、資格について付けくわえますが、この就職難の時代に、履歴書に何らかの資格があると箔が付くと(私と同じ考え?)受講しにくる方もいらっしゃるようです(その気持ち、就活中の子を持つ親としてはすごく良く分かります)。
20万円でその資格を買いに来ると言うことなのでしょう。しかし、私の受講したセミナー団体の方も言っていますが、資格は買うものではないと言うことです。
個人レッスン的なセミナーでは、やる気のない人はついていけません。大手で少人数と銘打っても20名程度を集めるセミナーでは、ティーチング(教える)ことに重点が置かれ、技術が身につかないで終わってしまいながらも、資格がもらえてしまうこともあるようなのです。
この点を踏まえてセミナー団体を探して頂きたいと思いますし、やはり、目的を持って受講することが重要ですし、自腹を切ると言うのも腹を据えると言う意味で良いことなのではないかと思います。
自分に合ったセミナー(団体)を探すのは実際には難しいのではと思います。情報収集や無料体験でも分からないことだらけです。
しかし、信じて受講する。これしかないのかも知れません。でも、一番大事なことは、講師という「人との出会い」を大切にできるところと言うのが選ぶ一つのポイントかもしれません。
次回へ続きます。。。
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