【内閣府カエルの星☆認定】再掲載!~聖隷三方原病院CE室~④
支援するにあたって“職場内で必要なこと!”
① 当事者と当事者以外との相互理解
② 当事者と当事者以外との相互協力
③ 業務応援できる職場体制づくり
今回は、③ 業務応援できる職場体制づくりの話をしたいと思います。
以前紹介しましたが、我々CE室は男性20名・女性10名の総勢30名で中央器材室係・手術室係・透析室係・循環器係の計4つの係で構成されています。
業務応援できる体制は、言い換えれば“各係間で、緊急時応援が可能な体制”とういことになります。
そして、この体制をつくるには、2係以上の業務ができるスタッフの育成が必要となります。
しかし、“業務応援できる体制”をつくるという理由だけでスタッフ育成をするのは、スタッフのモチベ-ションを考えたときに、維持し続けられるだろうかという疑問に直面します。
そこで、我々CE室は、「specialist」を目指すのか、「generalist」を目指すのかスタッフ全員で話し合い、意見を出し合い、「generalist」を目指すことに決めました。
これにより、スタッフのニ-ズとCE室がやるべきことが合致したため、現在までスタッフ育成はスム-ズに行えています。
スタッフ育成の仕組みとしましては、スタッフ本人の希望を考慮しながら2~5年単位で係を異動させ、異動した時点から2つの係掛け持ちで日々業務にあたります。
1日単位で業務内容が違うこともあれば(今日はOP、明日は透析)、1日の中で掛け持つこと(am OP、pm 透析)もあります。
この取り組みの成果が上記の人数になります。
ただ、スタッフ育成のための異動は不定期に実施してきたため、スタッフ個々のキャリアプランが描けないことや育児休暇復帰後職場でどういった立場・役割なのか当事者も当事者以外のスタッフもはっきりしないことなどが問題として気づきがありました。
そこで、こういった問題点も1つの側面として、スタッフ個人の能力を客観的に評価し、その能力に合った知識・技術・役割を身につけられる計画的な人材育成システムが必要という考えに行き着きましたので、この後の回で紹介する“公平な人材評価”に話を繋げたいと思います。
7/30(火)の透析係スタッフ
次回は、小休憩ということで現在育児休暇取得中のスタッフに話をしていただきます。
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