2019年3月18日から20日に東京ビッグサイトにて「Medtec Japan2019」が開催されまた。今年度は、2020年の東京オリンピックの影響も有り、4月のMedtec Japan2018とあわせて2回の開催でした。Medtec Japanは、医療機器の設計・製造に関するアジア最大級の展示会と銘打たれた通り、523団体から出展され、来場者数は3日間で25,407名に登りました。
2016年より唯一の職能団体として当会も参加し、本年も昨年と引き続き「ICUブース」を展示しました。同展示会場で臨床を再現するような展示ブースは無いため、多くの来場者が足を止め、見学されておりました。さらには、「Medtec Japan2019セミナー」内で臨床ニーズに基づく医療機器開発のための支援活動報告の場があり、臨床工学技士会臨学産連携推進委員会の取り組みを報告させていただきました。報告後は、セミナー聴講者がブースに、立ち寄られ担当の臨床工学技士と医工連携について熱く議論されておりました。
今年度は、臨床工学技士の認知度が徐々に上がってきているため、ブースツアーは行いませんでしたが、多くの方がブースに立ち寄られ説明を受けておりました。立ち寄られた企業の中には、「輸液ポンプのネジをつくって納品している。」、「生命維持管理装置のカバーを納品している。」等の声もあり「我々が作ったモノが医療機器という形となって患者を助けている。」と感慨深げに話しておられました。
また、臨床工学技士の存在を初めて知ったと言う企業の方々が、まだまだ多く存在しておりました。しかし、中には、医工連携を進めていく中で「医師」、「看護師」に加わる貴重な存在で有り多くの意見を聞きたいとの声もあり、これまでの委員会の取り組みが功を奏していると思われました。
最終日には、臨学産連携推進委員会の取り組みやMedtec Japan2019への出展についてMedikiki.com株式会社から取材を受けました。医療機器開発に対して、臨床工学技士が医工連携をおこなう重要性と意義をアピールできたのではないかと思います。
最後になりますが、今後の医工連携を盛り上げていくには、臨学産連携推進委員会の役割が重要であると改めて感じる機会となりました。この場をお借りしまして、ご協力いただきました関係各位、東京都の臨床工学技士会の皆様には深く御礼申し上げます。
Medtec Japan2019