第3回全国都道府県臨床工学技士会Y・ボード担当者会議を開催して

 2023年4月8日に第3回全国都道府県臨床工学技士会Y・ボード担当者会議を開催しました。
この会議は、未来を担う若手技士が臨床業務や技士会活動等の意見交換を軸に、職能について学ぶ事業であり、今回も昨年に続きWeb形式で開催されました。今回のテーマは、各技士会における若手活動の実態を共有する事を目的に、活動の問題点や工夫している点についてディスカッションをしました。会議に先立ち、技士会活動に対する考えや悩み、実情等の意見を集約するために、アンケートを実施しました。会議当日はアンケート結果を基に、ディスカッションを進めました。

ディスカッション①

「若手活動の人数、男女比、事業数、事業内容について」

 ・各技士会の活動人数は2〜4人とやや不足している印象でした

・30代の活動が一番多く男女比では男性の若手委員多いことが分かりました

 ・事業数は新興感染症の影響があり、1回が最も多かったです

 ・学術的な内容の他、接遇や人生設計等の社会人セミナーを行なっていました

ディスカッション②

「技士会活性化を目指した参加者数増の施策、活動メンバー増員の施策について」

 ・新興感染症の影響でWebセミナーが中心でした

 ・技士会運営の会員メーリングリストに加え、SNSを使った広報を行なっていました

・多くのWebセミナーが参加無料の中で、若者を惹きつける付加価値が求められていることが分かりました

 ・どの技士会も若手委員の活動参画に苦慮しており、継続的な声がけを行なっていました

ディスカッション③

「CEを知った年代、きっかけ、技士会活動のきっかけ、良い点および課題について」

 ・CEを知った年代は高校生が一番多いことが分かりました

 ・CEを目指したきっかけは、親、先生、知人のすすめなど、身近な人が影響していました

 ・技士会活動は先輩からの誘いが多く、学生時代の友人からの勧めなどもありました

 ・今後はアンケート結果を基に、CE認知度アップの活動につなげる事で纏まりました

どのセッションも積極的かつ楽しんでディスカッションが行えたと思います。
運営側の不手際で事前アンケートの実施および会議案内が遅れましたが、
事前アンケートの回答数は71件、会議参加は48名と、盛況だったと思います。
スムーズな対応にご協力いただき、ありがとうございました。
是非とも、今回の会議で得られた情報を各技士会に持ち帰り、若手活動に活かしていただけたらと思います。そして、今後も若手技士が職能を学ぶ機会を作り、共に学び、技士会の発展に寄与したいと思います。

 

人材活性化委員会
佐々木新