講座を受講して、印象に残ったことについて紹介させていただきます。
日本は先進諸国の中で、“労働時間(残業時間)”と“ワークライフバランスに満足していない割合”はトップクラス、労働生産性は最低クラス
・日本は先進諸国の中で労働時間が最も多く、「仕事ばかり」の生活を送っている。
→“自己研鑽の時間が取れない”すなわち日本は“未来に投資出来ていない国”
→ 週50時間以上働く方は、メンタル疾患、過労死率、自殺率が高い
→ 家庭や私生活を取ろうとすると“仕事を小さく”しなければならない(実際に女性は育児の際に本人の意思とは無関係に職場を離れる人が多い現状にある)
・日本の労働生産性はOECD加盟主要先進7カ国中では最下位(2008年データ)
→各国の労働生産性を比較してみると、「のんびり働いている」はずのヨーロッパ各国の労働生産性は日本より総じて高く、日本は長時間働いても、その時間に見合った価値を生み出せていない状況にある。
参考)小室淑恵:「改訂版 ワークライフバランス–考え方と導入法–」;日本能率協会マネジメントセンター
※ワーク・ライフ・バランスとは?
「仕事」と、育児・介護・スキルアップ・地域活動・趣味等「仕事以外の生活」との調和がとれ、その両方が充実している状態をいい、この推進が、企業・個人・社会が抱える現代のさまざまな課題(少子高齢化・労働人口の減少、優秀な人材の確保、社員の意欲向上定着・長時間労働の削減・生産性の向上・雇用形態の多様化)の解決に有効であると言われており、他の先進国をはじめ、わが国でも徐々に浸透してきている。
今回は長くなりましたので、続きは後日UPさせていただきます。
男女共同参画ホームページTOPページはこちら