”「女性の活躍促進による経済活性化」行動計画~働く「なでしこ」大作戦~及び女子差別撤廃委員会(CEDAW)最終見解フォーローアップについて聞く会”(平成24年10月10日(水) 内閣府にて)の参加報告の続きです<(_ _)>
下記3つの行動計画を前に報告しました。
1、男性の意識改革
2、思い切ったポジティブ・アクション
3、公務員から率先取組
前回は、「1、男性の意識改革」を紹介しましたので、今回は「2、思い切ったポジティブ・アクション」について紹介させていただきます!(^^)!
【具体的施策】
2、思い切ったポジティブ・アクション
男性の意識改革と、意志決定の場における女性の参画を車の両輪として推進することにより、女性が活躍しやすい経済社会の構築を目指すため、期間限定的に、思い切ったポジティブ・アクションを導入・推進し、男性の意識改革との好循環に繋げる。
〇女性の起業・創業促進のため、関係省庁と調整しつつ、以下について推進【経済産業省】
・ 開業資金の円滑な供給のための補助制度の創設
・ 創業時・創業後の経営面のきめ細かな「知識サポート」の仕組みの創設 等
〇地域農業のあり方を定める重要な方針(人・農地プラン等)について女性が企画・立案段階から参画することを促進し、また、6次産業化などにチャレンジする女性農業経営者を積極的に支援するとともに、地域で活躍する女性農業経営者のネットワークづくり等を推進【農林水産省】
〇女性の活躍により政策目的達成への貢献が期待される分野において、女性を取り巻く様々な社会的要因による男女間の格差の改善に向けて支援するための事業を積極的に検討。【各府省】
〇各府省の公共調達を通じた女性活躍の推進方策について、立案措置を含めて検討【内閣府、財務省】
〇女性の活躍推進の「見える化」総合プランの策定・推進(再掲)
〇子育て等でブランクのある女性の再就職を強力に推進
・主婦層が働きやすい魅力ある中小・小規模企業へ円滑に職場復帰できるよう、関係省庁と調整しつつ、主婦層向けインターンシップ事業の創設を推進【経済産業省】
・マザーズハローワーク等で、再就職希望の女性のスキルを活かしたい企業とのマッチングの推進、職場相談やセミナー等の再就職に向けた就職支援をワンストップで実施【厚生労働省】
〇改正育児・介護休業法の周知・徹底に加え、更に取りやすく復職しやすい育児休業・短時間勤務制度に向け、環境整備等更なる取組みを行う【厚生労働省】
〇配偶者の転勤に伴う離職への対応【厚生労働省、各府省。人事院に検討要請】
・配偶者の遠隔地への転勤が女性就業者の離職の原因の要員の一つとなっている現状を考慮し、意欲と能力のある女性がそれまでの経験とスキルを活かして復職できるような好事例の収集、提供を図るとともに、公務員が率先して対応する。
その際、休業制度など制度面も含め、必要な対応の検討を進める。この場合に、人事院で対応が必要な事項については、人事院に検討を要請する。
〇我が国の女性の就業率は先進諸国の中で低い水準であるが、特に高等教育を受けた女性の就業率(日本66%)がOECD諸国平均(82%)を大幅に下回る状況を踏まえ、女性が能力を発揮できるよう総合的な施策を実施【文部科学省、厚生労働省、内閣府】
・将来、希望の職業に就職し、結婚や育児等のライフイベントを踏まえた人生設計(ライフプランニング)が行えるよう、学校教育における早い段階からライフプランニング支援を含むキャリア教育を保護者への意識啓発を含め推進する【文部科学省】
・メンター(女性社員の相談・サポートをする社員)や、ロールモデル(キャリア形成での目標となる社員)の育成・支援【厚生労働省、内閣府】
〇理系女性大幅増プラン(仮称)【文部科学省】
・我が国の理系分野を専攻する女子学生の割合や女性研究者の比率は10%台前半であり、先進国と比べて低い水準(欧米主要国の半分程度以下)である。理系女性の大幅な増加を目指し、女性研究者が出産・育児等と研究を両立出来るようにするための支援、研究中断した場合の復帰や安定的なポストの増加のための支援のほか、初等中等教育段階や、大学段階を通じた進路選択支援等の総合的な対策を講じる。
職場における意識改革は、まずは”トップの意識改革”が重要ということです。次に、部門長などの管理職が重要で、現在日本における管理職は9割が男性ですので、男性の意識改革がまず始めにすべき、ということです。
日本の経済成長のためには”女性の活躍”が必須で、、その”女性の活躍”のためには社会全体が変わらなければならないのですね!(^^)!
男女共同参画社会の実現に向けて-行動計画策定-平成24年6月22日(ハイライト)はこちら
「日本再生戦略」(平成24 年7月31 日閣議決定)
11 の戦略分野の主な施策及び担当府省庁 はこちら
聞く会の詳細はコチラ (内閣府ホームページ)
http://www.gender.go.jp/renkei/ikenkoukan/56/index.html
わが国ではメンターやロールモデルの不足が”女性の育休後の就労継続”や”女性のキャリアアップ”の妨げの大きな要因の一つと言われています。当会でも、相談窓口やロールモデルとなる人物への取材・広報など行うことが出来ると思います!(^^)!
やれることからコツコツと…(^。^)
次回に続きます(*^_^*)
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