我が家の息子たちに昔…..読んであげた「だるまちゃんとてんぐちゃん」という絵本がありました。
子供のだるまちゃんと友達のてんぐちゃんの話なのですが、幼児向けの絵本でも侮れない良さがあるので、臨床工学技士向けの指導書として我が臨床工学部の今月の図書に挙げました。
意外と、読んだことがある技士や看護師さんが多かったので驚きました。皆さんも読んだ記憶はないですか?
絵本の内容は、だるまちゃんは、てんぐちゃんの扇子や帽子(頭巾)・下駄などにあこがれ、手に入れようとしますが、見つかりません。
そこで、自分のアイデアを活かし工夫して、ちょっと違ってはいますが手に入れます。
てんぐちゃんにそれを見せると、てんぐちゃんは「すてきなものだね」と素直に褒めるのです。
こんな展開の繰り返しです。
ここで重要なのは、
1.相手のいいところを見つけて褒める。
2.いいことは自分風に工夫をして自分の宝にする。
3.人の努力を素直に評価する。
4.そして、それを繰り返す。
もうひとつ
持っていないだるまちゃんは劣等感を抱かず、てんぐちゃんは「テング」になっていないことです。
人には皆それぞれ特徴があります。良い部分を見つけ出し、素直に褒めるといい人間関係になります。
相手にいい技術があれば褒めて自分も身に着けるために努力するべきでしょう。
でも、同じ技術が得られないこともありますよね。
素質がなかったら同じ結果が得られるよう方法を変えるなど少し工夫します。
真似られた人は、技術を盗まれたと思ないで、自分の技術が高く評価されたと思えば喜べるはずです。
そして、それが自分と違う技術であっても、それを否定せず、いい部分をみつけてまた吸収すれば、お互いが成長するんじゃないかなと思うのです。
これは、新人・若手・中堅・ベテランすべてに通用するのではないかと思います。
もちろん、家庭にも….
僕が子供達に読んだ本はボロボロになり、無くしてしまったのですが、家内が本屋で見つけてバレンタインデーにプレゼントしてくれましたので、今回取り上げさせてもらいました。
「だるまちゃんとてんぐちゃん」加古里子著 福音館書店 定価800円 その他「だるまちゃんと○○○ちゃん」でシリーズになっています。
もも@