紙粘土の心
ご存知のように男女共同参画委員会では両立支援にガイドブックを作成しました。
皆さんの手元に届いていますよね。
さて、このガイドブックと写真に納まっているのはなんでしょうか?
これは、私の息子が小学3年生の時に「お父さんが緊急手術で夜や休みの日に病院から呼び出されるのが可愛そうだ」と学校の工作の時間に紙粘土で作ってくれた“人工心臓”です。
息子いわく「病気の心臓をこの心臓に取り換えれば、お父さんはすぐに仕事から帰って来れるし、患者さんももう病気の心配がなくなる」というのです。
「機械ではなく血液から栄養をもらって動き続けることができる」のだそうです。もちろん紙粘土ですから動きませんが…
幼稚な発想だと片づけずに、冷静に見てみると、チタン合金でできている現在の埋め込み型補助人工心臓より心臓らしく見えます。
そして、血液からエネルギーを得られるならば、電池が不要になり、人工臓器としては理想的ですよね。
子供の発想は現実や理論を知らない分、斬新です。
もちろん現実や理論を知ることも重要なのですが、それが夢を諦めるための理由付けにもなってしまうこともあるでしょう。
夢と家族は心にエネルギーを与えてくれます。
子供の頃の純真な発想と家族への思いやりを忘れないように、私のデスクにはこの紙粘土の人工心臓が飾ってあるんです。
男女共同参画ホームページTOPページはこちら