第29回日本臨床工学技士会第8会場におきまして、2019年度 公益社団法人日本臨床工学技士会 臨・学・産連携推進委員会 第2回 都道府県担当者会議を開催しましたので報告させていただきます。
 
開催日時:2019年5月19日(日) 11:05~11:55
開催場所:第8会場

第1号議題 議長挨拶  井福理事挨拶

第2号議題 現在の状況と委員会の活動について
活動報告:資料参照

①7月より委員会性により新体制となる予定。
担当理事:井福 武志、

委員長:加藤 博史

委員:大宮 裕樹(北海道)、野沢 義則(東北)、関根 広介(関東)、松田 真太郎(関東)、前田 智美(中部)、蜂須賀 章友(中部)、吉田 哲也(経産省)、篠原 智誉(近畿)、川久保 芳文(四国)、小野 淳一(中国)、山田 佳央(九州)

②本年度より経済産業省 ヘルスケア産業課 医療福祉機器産業室へ臨床工学技士が出向している。

③日本医師会(医師主導の医療機器開発)や次世代医療機器開発推進協議会(内閣府)などに招聘されるようになり、医療機器開発における臨床工学技士への認知と期待感の高まりを感じる。

④各地方経産局に担当委員を配置し、連携を強化継続しており臨床工学技士が関わる事業等も増加している。

⑤東北経産局と連携し「臨床工学技士の発明と知財に関するガイドブック」を作成し、臨・学・産連携推進委員会のHP上に掲載している。

⑥第2回医工連携アワードは18製品の応募があり、理事長賞、委員長賞、特別賞×2に加え、学会長賞が決定した。

⑦医工連携により開発された製品は増えてきているが、商品としては芳しくない現状があ
る。医療者のニーズやアイデアの精査が十分でないものもあるためと考察される。当会会員の開発製品なので、これに対する対応を検討していく。

⑧臨・学・産連携推進委員会のHP上で医工連携に関する情報等を公開している。メーリングリスト「ce-cooperate3@ja-ces.net」を活用した情報発信も充実したい。

第3号議題 今後の活動について
①各地方経産局担当委員と都道府県担当者による挨拶・意見交換の実施を引き続きお願いしたい。各地方経産局の補助金などの情報は、都道府県担当者と共有していただきたい。

②HPのアイデア募集:エントリーシートでは、ニーズとアイデアが混在しているためアイデアとニーズの応募を分ける方向で検討している。応募されたニーズやアイデアは各地方経産局単位での活用を目的として、定期的に委員がとりまとめ各地方経産局の医工連携担当者に情報提供するなど、マッチング等を進めてもらいたい。ニーズをそのまま活用するのではなく、多職種・他業種などと十分なディスカッションを行い、ニーズを精製し、開発に臨める環境構築が求められる。
                         (文責:加藤博史)