医療安全や業務の効率化など、医療現場の課題を解決する医療機器の開発に工学的な資質を持ち医療現場で働く臨床工学技士に目が向けられ始めています。この機を逃すことなく臨床工学技士が活躍する領域を拡大するため、臨学産連携推進委員会が設立されました。
現在、当委員会では MEDTEC Japan 2017 および 第4回 メディカルメッセへの出展、第27回 日本臨床工学会特別企画(医工連携関連)や医工連携アワード設立などの準備を行っております。他方、医工連携における良質な医療ニーズの抽出が課題とされておりますので、経済産業省、AMED等と連携し、会員の皆様からのアイデア募集をしております。本事業は臨学産連携推進委員会の最も注力すべき事業と位置づけております。
さらに、上市した製品の普及には積極的な情報発信及び情報の共有が必要となっています。そのため臨床工学技士の持つネットワークを医療機器の普及に活用するための仕組作りも重要と考えております。医工連携等による医療機器の開発に臨床工学技士が不可欠な存在となるよう、委員会として積極的に活動して参りますので、何卒、ご協力賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
臨学産連携推進委員長 加藤博史