男女共同参画とは
男女共同参画社会とは、「男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会」です。
(男女共同参画社会基本法第2条)
▼詳しくはこちらを参照ください
男女共同参画社会基本法(外部リンク) https://www.gender.go.jp/index.html
今は、性別にかかわらず、多くの臨床工学技士が働いています。
それぞれが個性と能力を十分に発揮し、喜びや責任を分かち合わなければ HAPPYにはなれません。
だからこそ臨床工学技士にも男女共同参画の考えが必要となります。
男女共同参画からワークライフバランスへ
ワークライフバランス委員会(設立時は男女共同参画委員会)が設立した2012年の頃は・・・
当会会員の男女比は約7:3で、女性の割合が増加傾向にありました。当会が行ったアンケートや実際にいただいた相談でも、以下のような意見が多く寄せられました。
【ベテラン世代の技士】
“女性の技士は子供が出来ると辞めてしまう” “育児期間中の部下に対しての対応がわからない”
【若手の技士】
“職場が育児休暇を取りにくい雰囲気(男性)” “育児期間中なのに就業時間後にすぐ帰りにくい(男性)”
“結婚・育児を機に本人の意思とは関係なく配置変え(女性)” “職場の託児施設が利用不可” 等…
また、わが国では少子高齢化を迎え、近い将来労働力人口が減少すると言われています。当会において、現状では20歳代~35歳までの女性技士の退会者が多いことから、結婚・育児を機に離職する方が多いことが推測されます。超少子高齢化社会を迎えると言われていることからも、マンパワーの確保、特に離職率を低下させることは必須の課題です。
つまり、臨床工学技士会においても、「男女が真に平等な立場のもと、家庭や職場、地域社会においてそれぞれの個性や能力を十分に発揮することが重要なのです!」そして、これらを実現できる雇用環境の整備は喫緊の課題となってきました。
そこで、臨床工学技士会では、男女共同参画実現に向けた、概念の啓蒙活動・現状の問題点の抽出・サポート体制などの立案から取り組みが始まりました。
しかし、その男女行動参画を実現するためには、ワーク・ライフ・バランスの実践が欠かせないことがわかってきました。そこで、当会も、その実践の支援に力を入れていくようになりました。
このような歴史的な変遷を経て、現在では“ワークライフバランス委員会”と名称を変更し、
ワークライフバランス実現に向けた情報提供・教育・システムの提案などを行っています。