米国臨床工学技士の業務について

以前、『海外の技士制度について』紹介しました。
 ( ※詳細はCE of the World に掲載中)

今回は、米国臨床工学技士について紹介します。

アメリカの臨床工学技士は機器の点検、術衣を着てORやERを駆け回る、院内をラウンドして使用済みの機器を回収する、など日本の臨床工学技士の業務と似ています。

管理している機器はシリンジポンプ、輸液ポンプ、空気圧迫装置、重症患者監視モニター、パルスオキシメーター、人工呼吸器、人工透析装置、IABP、PCPS、保育器、電気メス、内視鏡装置などにくわえて、放射線治療機器まで管理しているのが特徴です。

院内の医療機器はWi-Fi対応で、トラブルが発生した場合は対象の機器から無線でアラーム情報が臨床工学部門で管理しているパソコンに送られてきます。例えば、病棟で使用している除細動器の電圧低下アラームが発生するとパソコンに警告の画面がでます。それを見て“どこ病棟の何号室で使用している除細動器のACコードを接続してください”と注意喚起することができ、安全で円滑な保守管理に関しては日本の先を進んでいます。

また、アメリカの臨床工学技士は院内システムの全電子情報(EMRなど)を一元化して管理しています。そのため、臨床工学部門内にスーパーコンピューターのような大きなサーバーが置かれ、IT技士=臨床工学技士でもあります。

技士の業務内容は国によっても違いがあるのですね。

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