臨学産連携推進委員会 委員  関根 広介

2018年9月30日、日本医師会大講堂におきまして第1回 医師主導による医療機器開発のためのニーズ創出・事業化支援セミナーが開催されました。

当日は50年に1度といわれる台風が迫るなかでの開催でしたが、足下の悪いなか医師、看護師、臨床工学技士、官公庁、企業と様々な参加者が集われました。

今回、当会が初の共催ということで、臨学産連携推進委員会としての活動報告をさせていただきました。

日本は2016年の成長産業の一つに医療機器産業をあげております。臨床工学技士は医療施設において医療機器を取り扱う職種として多くの知識や経験を持ち医療を提供しています。当会としても、医療機器を取り扱う、臨床工学技士が医療機器開発においても十分発揮できる立場であると考え、その役割は大きいと考えています。

医療機器開発はすべての医療従事者が携わり、日本の医療機器産業を後押しする必要があります。臨床工学技士のみでは達成できない事案について医師、看護師、他コメディカル、企業、官公庁の皆様方と協力する必要があります。

今後、当会としても関係団体とともに協力関係を続けながら日本の医療機器産業の発展に貢献していく必要性があります。

臨学産連携推進委員会委員として、関係団体とともに医工連携に向けた取り組みを、継続活動をしてまいります。この場をお借りしまして、ご協力頂きました関係各位、関東各県の臨床工学技士会の皆様には深く御礼申し上げます。

セミナープログラム

~革新的技術による医療機器の開発・普及と国民への質の高い治療技術導入に向けて~

医療関連職種との合同セミナー 日本歯科医師会, 日本看護協会, 日本臨床工学技士会

1.開 会 挨 拶 :日本医師会 副会長  今村 聡

2.主催者挨拶:経済産業省 関東経済産業省 局長  角野 然生

3.プレゼンテーション【主催・共催団体の取組み】

登壇者 ◆関東経済産業局 地域経済部 次世代・情報産業課長  室住 敬寛

             ◆日本医師会 常任理事  羽鳥 裕

             ◆日本歯科医師会 常務理事  杉山 茂夫

             ◆日本看護協会 常任理事  熊谷 雅美

             ◆日本臨床工学技士会 臨・学・産連携推進委員会 委員  関根 広介

4. 講演Ⅰ「医療機器開発:臨床現場が生み出すイノベーションを活性化するために何が必要か」

    ◆菊地 眞  公益財団法人医療機器センター理事長

5. 講演Ⅱ「医療機器開発による社会貢献、キャリアアップそしてビジネス」

    ◆大木 隆生  東京慈恵会医科大学外科学講座教授

6. 講演Ⅲ「下町とdiscontentと没個性」

    ◆金平 永二  メディカルトピア草加病院院長

7. 講演Ⅳ

    ◆渡部 眞也  一般社団法人日本医療機器産業連合会会長

8. 講演Ⅴ 「医療機器に関する基礎講座」

    ◆石倉 大樹  株式会社日本医療機器開発機構(JOMDD)取締役CBO

9. 主催者、共催団体、演者によるパネルディスカッション

           「医療現場からのアイデア発掘の必要性と開発・事業化支援のあり方」について

          追加登壇者    ◆小林 秀幸  厚生労働省医療機器政策室室長

          ◆富原 早夏  経済産業省医療・福祉機器産業室長

          ◆高見 牧人  日本医療研究開発機構(AMED)産学連携部部長

10. 閉会挨拶 日本医師会 常任理事  羽鳥 裕

公開用2.1(9.30日医会館)【企業展示手引き】医師主導医療機器開発支援セミナー20180802