仕事と家庭の両立 - 事例紹介

仕事と家庭の両立

亀田総合病院 医療技術部 ME室
関根 広介

30代半ばの三児(11歳男の子・9歳の男の子・1歳男の子)の父。仕事と育児の両立を心がけながら、夫婦共働きで子育て中。妻も現役の臨床工学技士として透析業務に従事中。

私の結婚は24歳の時で周りの友達よりかなり早い年齢での結婚でした。妻は学生時代からお付き合いしていた学友でもあります。

結婚当時は、お互いの年齢も若かったので子供が生まれるまでは、仕事が中心に回転していました。

子供が誕生し、大変困ったことは妻が復職後の育児支援でした。

妻の勤める病院では保育所がありますが、看護師のための保育施設で女性職員すべての子供たちが受け入れ可能な施設ではありませんでした。

現在、住んでいる場所の近くには、お互いの身よりがないため、妻の復職ができなければ、育児支援の充実した場所への転居を考えなければいけませんでした。それは、目標をあきらめることを意味していました。

幸い復職に際して、妻の職場の技士長の尽力により、条件付きで保育所預かりが可能となりました。技士長には大変感謝しております。

保育所での預かりが可能となりましたが、土曜日、祭日の預かりができない条件でした。お互い透析業務をしているため、日曜日以外は業務があります。

当時は二人の勤務調整を行いながら、必死で長男、次男を育てていました。

最近ではイクメンといわれるように、男性の育児参加が増えています。

自分も、離乳食、おむつ交換、検診等に行ってきました。検診は周りにお母さん達しかいなく、恥ずかしい思いもしました。

気がつくと二人の子供たちは、小学校に入学育児が一段落したところで、学会発表や技士会活動に参加するようになっていきました。

学会や技士会に参加し、周りの技士をみると、大学卒業生が増えていることに気がつきました。自分が学生だった時代には、大学卒の臨床工学技士は一人もいませんでした。現在は半数以上が大学卒の臨床工学技士になっており、高学歴化が進んでいます。

こうした背景をもとに、「臨床工学技士も学位習得に向けて動かなければ」との思いから通信制の大学へ進学し学士を習得しました。今後は修士に向けていく思いです。

現在は、余裕のなかった育児をもう一度したいと思い(実は女の子がほしかった)三人目の男の子を育てています。

自身の目標に対して支えてくれる妻(学友)に感謝したいと思います。たまには妻の目標も叶えたいと思います。

仕事と家庭の両立はまだまだ大きな課題ですが・・・・・・。がんばります。

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